電子カルテと紙カルテ
2022年5月9日
花小金井駅北口徒歩1分、小平市でアレルギーから発達障害まで、「医療法人すこやか武蔵野 花小金井駅前こどもクリニック」です。2022年6月1日の開院に向けて準備中です。
院長である私は6月1日にクリニックが開院するまでの間、この5月は、東小金井と武蔵小金井の駅前こどもクリニックで診療をしています。電子カルテはじめ外来のスタイルに慣れることで、花小金井での診療がはじめからスムーズにいくようにと思っています。
私がイタリア留学中に苦労したことの一つがカルテを読むことでした。私の勤務した病院は当時まだ手書きの紙のカルテだったのですが、同僚の医師や看護師の書くアルファベットが日本人である私には非常に読みにくかったのです。それでも2年間いるうちに大分慣れることができたように思います。電子カルテは誰が書いても正確な情報が伝わるのがいいところですね。
もう1つ苦労したのは方言です。私のいたのはイタリア北部にあるジェノヴァという港町だったのですが、シチリア、サルデーニャ、カラブリアといった南部からフェリーで患者さんが受診するのです。アクセントやリズムの違いくらいならまだいいのですが、少し高齢の方の喋る方言となるとさっぱりでした。それでも、子どもの診療のために何とか意思疎通を図りたいというお互いの気持ちがあると何とかなるものです。当クリニックでも言葉や言葉以外のコミュニケーションを大切にしていきたいと思います。