医療 7 10月 2024 鼻吸引 ジェノヴァ(Genova)旧市街 子どもが生まれたイタリアの友人の家に遊びに行ったとき、鼻孔に生理食塩水を垂らして洗ったり吸引器で吸引したりを日常的に行なっているのを目にして驚きました。乳幼児が風邪をひいたときに内服するのは高熱のときのアセトアミノフェンと中耳炎や副鼻腔炎を合併したときのアモキシシリ… 続きを読む
その他 30 9月 2024 ぴったりくる感覚 アルプィ湖(Lago d'Alpy), ヴァッレ・ダオスタ州 新たなジグソーパズルに取り組み始めました。国産のジグソーパズルは主にE社とB社から出ていて、ラインナップが豊富なのはE社なのですが、私は圧倒的にB社のものが好きです。E社のものは「ぴったりはまった」と思っても実際には違っている(それだと後… 続きを読む
医療 23 9月 2024 理解と納得 オルヴィエート(Orvieto), ウンブリア州 発達診療において大切しているのは、子どもの特徴(そして、その特徴を生かしながら無理なく生活しやすくするための工夫)について親御さんや先生など周囲の大人が理解し納得できるよう説明することです。 注意欠如多動症(ADHD)の子どもは「頭に浮かんだことをい… 続きを読む
医療 16 9月 2024 後発医薬品 ジェノヴァ(Genova), 旧市街と港 10月1日に制度改正があり、後発医薬品ではなく先発医薬品を患者さんが希望する場合は後発医薬品と先発医薬品の薬価の差額の一部を患者さんが自己負担することになります。膨張を続ける医療費の削減にはこの程度では焼け石に水かもしれませんが、方向性として私は歓迎したいと… 続きを読む
その他 9 9月 2024 思いもよらない愛情 アルプィ湖(Lago d'Arpy), ヴァッレ・ダオスタ州 「8月15日に敗戦を確認したとき、日本が本当に良い国になるのはこれからだ、という溢れ立つ希望と共に、祖国に寄せる思いもよらなかった愛情がこみあげてきて、困った」。これは坂口安吾の言葉です。「困った」の部分が特に私は好きです。 自分がそこに… 続きを読む
その他 2 9月 2024 専攻医たちのその後 ガスリーニ小児病院の中庭にて、小児神経精神科専攻医の同僚と イタリア留学時代、小児神経精神科で研修中の専攻医たちと過ごしました。医師国家試験後に専攻医となるための選抜試験があるのですが、イタリア全国に名の知れた小児病院の神経精神科ですから、専攻医枠が1学年2‐3人のところ毎年10人近く応募がある狭き… 続きを読む
その他 26 8月 2024 最後の州 コーニェ(Cogne), ヴァッレ・ダオスタ州 8年振りに夏の休暇をイタリアで過ごしました。フランスとの国境近く、アルプスの麓にあるヴァッレ・ダオスタ州の村(コーニェ)に滞在して山や湖の周りをトレッキングしました。その後はジェノヴァに移動して、思い出深い街とその近郊でゆっくりしてきました。イタリアに… 続きを読む
その他 10 8月 2024 行くか帰るか イタリア小児神経精神学会、オストゥーニ(Ostuni) イタリアの留学を終えるとき友人達に「3月末にイタリアを離れるんだ」と打ち明けると決まって「Quando torni?(いつ帰って来るの?)」と訊かれました。日本からイタリアへという方向が、彼らにとって「(帰って)来る」方向だからという意味ではあ… 続きを読む
その他 5 8月 2024 夏休み あまりにも南イタリア的な1枚、レッチェ(Lecce)、プーリア州 イタリアで過ごした2年間、夏休みになると南イタリアを旅行しました。1年目はシチリア島、2年目はイタリア半島最南端部でした。どうせ暑いのならカラッと気持ちがいいほど暑く、きれいな海に飛び込めるほうがいいと考えたからです(留学していたジェ… 続きを読む
医療 29 7月 2024 集団健診 イタリアてんかん学会(夕食パーティー)、ヴェネツィア(Venezia) 感染対策をみてもわかるように、一度始めたことを検証する、そして検証して無意味ならやめる、ということを私たちは余りにもしなさすぎると思います。一斉一律に行なわれる集団健診(乳幼児健診、学校健診、職場健診)もそうです。病院に勤務して… 続きを読む