その他

ペスト その他

ペスト

ペストであえたトレネッテ(Trenette al pesto), ジェノヴァのトラットリアにて 私の留学したジェノヴァという町では、ほぼジェノヴァ料理(あるいはジェノヴァの属するリグーリア州の料理)だけが食べられています。ピッツェリア(ナポリ料理)やシチリア料理店というものは確かに少数みかけますが、…
風邪かどうか その他

風邪かどうか

オートラント(Otoranto), プーリア州 「風邪であるかどうかは医師にしかわらかない」「頚が据わったかどうかは医師が判断する」と言う医師がいるらしいです。「医療で言うところの風邪」あるいは「医療で言うところの頚の据わり」については確かに医療の場において判断することなのかもしれません。 しかし、…
木に登りたい子ども その他

木に登りたい子ども

マドリッド(Madrid), スペイン 絶版になっていたボーヴォワールの「人間について」(新潮文庫)を古本屋で発見し、購入して読みました。読んだとは言っても私には哲学書を読む素養が十分でなく、半分も理解できませんでしたが、幾つか考えさせられる部分がありました。そのうちの一つです。 「ここにひとりの子…
甘いもの その他

甘いもの

ターラント(Taranto), プーリア州 週末に誕生日を迎え、スタッフから「どら焼き」をプレゼントしてもらいました。味わわせていただきます。ありがとう! 私は甘いもの(デザート)が大好きで、食べ始めると何かに取りつかれたかのようにあっという間に食べてしまうので「デザートせっかち」と言われています。…
おやまぁ! その他

おやまぁ!

イタリア小児神経精神学会, オストゥーニ(Ostuni), プーリア州 有名な「Mamma mia!」は直訳すると「おっ母ちゃん!」です。イタリアで生活をしてみるまでは「そんなことを人前で言うのかな?」と思っていましたが、実際、すごく言っていました...。状況によって微妙なニュアンスを帯びますが、だ…
子どもの楽園 その他

子どもの楽園

Gaslini小児病院の病棟からの眺め(左の白い建物は病院内にある教会) 明治の開国の頃に日本を訪れた欧米人たちは日本を観察して多くの記述を残しました。それらの記述を通して当時の日本社会について考察した「逝きし世の面影」(渡辺京二著、平凡社ライブラリー、1998)という本があるのですが、そのなかに「…
イタリア文化私観 その他

イタリア文化私観

カモッリ(Camogli), リグーリア州 坂口安吾はエッセー「日本文化私観」において、日本文化の本質は(しばしば外国人に褒めそやされるような)伝統を体現した作品にあるのではなく、(伝統とは無縁で俗悪に見えるとしても)その時代を生きる日本人そのものやその生活、その中で生み出される実質的な作品にある、…
イタリアの年越し その他

イタリアの年越し

年越しパーティーでのTrenino イタリアでの2回の年越しのうち、1回目はアブルッツォ州のペスカーラ(Pescara)でパーティーに参加しました。友人の1人がこの州の出身で、彼の地元の友人たちに私含めたジェノヴァの友人たちが混じって、大人数のパーティーでした。イタリア南部の山がちで素朴な地域ですが…
ロベルト(Roberto) その他

ロベルト(Roberto)

デ・フェラーリ広場(Piazza De Ferrari), ジェノヴァ 私の留学した小児病院の小児神経精神科には研修医含めて医師が20人くらいいましたが、研修医のEnzoと准教授のRobertoを除いてみな女性でした。男性同士ということもあったのか、面倒見の良さをからか、Robertoが指導医を引き…
頭越しに話さない その他

頭越しに話さない

コゼンツァ(Cosenza), カラブリア州 自分の向けた視線が見つめ返されることなく、自分の声や動作に反応が返ってくることもなく、自分の前で親が大人どうしだけで喋っているような状況(親がスマホを見ている状況もそれに近いです)が常にあったら、0歳~1歳の子どもの対人意識は高まらないのではないかと思い…