その他 2 6月 2025 3年一区切り サルデーニャ(Sardegna) 6月1日で開院3周年を迎えました。多くの人に支えて頂いたことを感謝しています。 3年を一つの区切りとして、新たなサイクルを考えるときに来ていると感じています。 発達外来の規模を適正なものにしたいと思っています。このまま新規の相談を受けていくと、いま通院されているお子… 続きを読む
医療 26 5月 2025 進歩と退化 フォロ・トライアーノ(Foro Traiano), ローマ 研修医の頃、入院治療が必要な子どもの病棟を受け持っていると、外来をしている年輩の先生から連絡が来ます。「1歳の肺炎の子どもが入院するから受け持ちお願いね(担当医になってね)。これからレントゲンを撮って病棟に上がるから、点滴を入れて血液検査も… 続きを読む
医療 19 5月 2025 経過報告 コロッセオ(Colosseo), ローマ こちらが口元を覆わないで診察するようにしてから2カ月の経過報告です。 診察を拒否した人や、面前あるいは電話で抗議してきた人は、今のところいません。その次から受診しなくなった人は恐らくいるだろうとは思いますが、全体としてクリニックに受診する患者さんの数は減って… 続きを読む
その他 12 5月 2025 イタリア紀行 サルデーニャ(Sardegna) ゲーテ、スタンダールから和辻哲郎まで、イタリアを旅して紀行文を残した著名な作家は枚挙にいとまがない。ただ、すべてを読んだ訳ではないけれど、古代ローマ文明やルネッサンス文化の遺産に溢れたこの国を鑑賞する文化人としての高尚な立場からの、何不自由ない旅の記録といった感じが… 続きを読む
その他 5 5月 2025 給食 サンマルコ大聖堂(S.Marco), ヴェネツィア 給食に関して「完食しなければいけない」であったり「全員が食べ終わるまで昼休みの遊びに出れない」であったり、少し前まで行なわれていたそういったことは流石に少なくなっているようです。一方で「すべてのものを必ず一口は食べなければいけない」とか「15分以内… 続きを読む
その他 28 4月 2025 中田さんのこと コゼンツァ(Cozenza), カラブリア州 中田英寿さんがプロデュースする日本酒・日本食文化の祭典「CRAFT SAKE WEEK 2025」が六本木で開催されていて、種類豊富な美味しいお酒と食事を楽しんできました。彼がいまどんなことをしているのかにも興味があったのです。 私が医学部の学生だった頃… 続きを読む
医療 21 4月 2025 小さな医療 チンクエテッレ(Cinque Terre), リグーリア州 子どもたちの将来に少しでも良い社会を残すためには早急にこの国の在り方を「小さな政府」に転換していく必要があると考えています。減らすべきなのは消費税ではなく社会保険料で、福祉(医療、介護、年金)を効率化、つまり不可欠な最低限のラインは維持しつ… 続きを読む
医療 14 4月 2025 発達診療を学んだ本 パドヴァ(Padova), ヴェネト州 私は発達診療に関して年単位のまとまった研修というものをしたことがありません。本を読んだり学会に参加したりしながら自分で勉強してきましたが、3人の先生がお書きになっている本から特に大きな影響を受けました。いずれもとてもメジャーな先生です。 横山浩之先生:小児科(… 続きを読む
その他 7 4月 2025 父親のできること 聖母マリア信仰の篤いイタリアでは、「人々がキリスト教を信仰するのはキリストがマリアの子どもだから」と冗談半分に言われたりします。私はいま高齢の父親の介護をしていますが、それは「父親が母親の夫だから」で、これは冗談でも何でもありません。完全な「お母さんっ子」で、信仰の対象と言ってもいいくらいだった母親… 続きを読む
その他 31 3月 2025 マリソール(Marisol) 南イタリア旅行中、マリソール(Marisol)と 名前の種類がかなり限られているイタリアで、同じ名前の人を他には知り合うことがなかったくらいにとても珍しい名前なのは、お父さんがイタリア系のチリ人で、スペイン文化の影響があるからなのだと思います。 私が留学したときには小児神経精神科の専攻医2年目で、難… 続きを読む