日記

イタリア小児精神神経学会、オストゥーニ(Ostuni)、プーリア州

「二人のロッテ」や「飛ぶ教室」などの児童文学作品で知られるドイツの作家エーリヒ・ケストナーが第二次世界大戦中の全体主義体制が終焉する前後にしたためた「終戦日記1945」(岩波文庫)を読みました。勝者が入れ替わる中で右往左往する人々の様子が皮肉交じりに描写されています。

私は日記をつける習慣がありません。それがあったなら、イタリア留学時代に感じたことや考えたことをもっと振り返ってみることができたかもしれないと残念に思います。例えばイタリアの小児科医、特に小児神経精神科医には圧倒的に女性が多いことの背景について、小児神経精神科医の友人たちと議論したことがあったのですが、その内容を全く覚えていないのです。

日記というと毎日書かなければと思ってしまうのかもしれません。感じたことや考えたことを書きとめ、週に1回このブログを更新するくらいが自分にはちょうどいいのだと思っています。

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