抗生物質について

花小金井駅北口徒歩1分、小平市でアレルギーから発達障害まで、「医療法人すこやか武蔵野 花小金井駅前こどもクリニック」です。6月1日に新規開院し、診療を開始しています。

子どもが小児科を受診する動機となる症状で最も多いのは発熱・咳・鼻水・鼻詰まりのうちのいくつかの組み合わせだと思います。これらがほぼ同じ時期に始まり、発熱が2-3日くらいまででおさまり、咳と鼻水もひどくならずにおさまっていくときは「かぜ」の経過で、ほとんどはウイルスによって起こるため抗生物質は無効で不要です。

私が小児科医となった20年以上前、「かぜ」に対して”念のため”抗生物質が処方されることはかなり一般的でした。先輩医師から「理屈では効果がなくても、何となく抗生物質を処方したほうが治りがいい気がする」あるいは「あとで抗生物質が有効だったとわかったとき家族から苦情を言われる」と教わりました。「採血をして抗生物質を処方するかしないか決める」と仰る先生もいました。

今では「かぜ」と違う、あるいは「かぜ」とは途中から経過が違ってくる、抗生物質が有効な病気「急性中耳炎」「急性細菌性鼻副鼻腔炎」「溶連菌性咽頭扁桃炎」などの特徴が周知され、診療の目安(ガイドラインや手引き)も示されるようになりました。丁寧な問診と診察だけがこれらの病気の発見の手掛かりとなります。ちょっと診察の時間が長くなったり、お子さんにも耳の診察に協力してもらう必要がありますが、よろしくお願いします。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です