新型コロナに感染したお子さんに

花小金井駅北口徒歩1分、小平市でアレルギーから発達障害まで、医療法人すこやか武蔵野 花小金井駅前こどもクリニックです。

新型コロナウイルス感染症と診断されたお子さん、特に小学生以上の年齢のお子さんは、自分が「(世間で恐れられている)コロナ」に感染したということがわかります。そんなお子さん達が必要以上に怖がったり自責の念に捉われたりしないよう、できるだけ説明したいと思っています。

「はじめの2日間は辛いかもしれないけれど3日目からは少しずつ楽になっていくよ」「コロナにかかってしまうのは仕方ないことで、周りの人がこれから感染したとしても決して君が悪いわけではないんだよ」。このように説明すると、どのお子さんも真剣に聞いてくれるように思います。

家族で最初に発症したのがお父さんやお母さんで、それから子どもが発症したときにも「あなたが悪い訳ではなく、仕方のないことです」「お辛いでしょうが、家族みんなでいたわりあって乗り切っていくのがいいです」と伝えたいと思います。

この感染症が流行する前から、インフルエンザが親から子に感染して熱性けいれんとかありましたし、RSウイルスが3-4歳のお兄ちゃんお姉ちゃんの鼻かぜから乳児期の赤ちゃんに感染して入院になる、とか普通のことで、これらのことは「無いに越したことはないけれど、仕方がない」こととして許容されていたと思います。新型コロナの何をどこまで許容するのか意見は様々ですが、子どもの感染症と20年以上付き合ってきた小児科医としての経験は伝えていきたいと思います。

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