語学教室

ソプラーナ門(Porta Soprana), ジェノヴァ

休日を利用してイタリア語の学び直しをしたいと考えて、イタリア語の教室を探しています。まだオンラインのレッスンのみのところもありますが、対面でのレッスンを再開しているところも増えてきました。文化的催しや料理教室をやっていたりするところもあります。先生との相性もありますから、とりあえず初回無料の語学力判定テストに申し込もうと思っています。

イタリアの友達と会話をしたり手紙をやりとりしたりするときに、もっと的確で、できればもっと美しい言葉の使い方ができるようになりたいと常々思ってきました。それでも取り敢えず何とか通じてしまうので、これまでなかなか学び直しに踏み切れませんでしたが、最近になってそれに加えて、イタリア語で書かれた小説を原語で読みたいという気持ちが強くなってきました。海外小説全般をよく読みますが、特にイタリアの小説は、風景とそこに生きる人々(風土)をよく知っていますし、登場人物の姿や性格を思い浮かべることができます(絶えずおしゃべりをしているこの若者は、ジェノヴァで知り合ったValerioみたいなタイプだな、というように)。そして何より自分の感覚にぴったりくるなと感じる作家が少なくありません。今から翻訳家にはなれませんが、楽しみとして学んでいきたいと思います。

関係ありませんが、子育てについてのイタリア人作家の一節をご紹介します。「親の叱責は突風や嵐のように、激しいけれどすぐに忘れられるものでなければならない。親子関係の透明性と平穏を濁らせ暗くするものは、すぐに過ぎ去らねばならない。子どもが失敗で苦しんでいるなら、親は子どもを慰めるためにいるのであり、失敗して恥じているなら励ますためにいるのだ。成功して鼻高々になっているなら、その鼻をへし折るためにもいる」(ナタリア・ギンズブルグ「小さな美徳」)

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