サスペンダー

チンクエテッレ(Cinque Terre)にて、Bruno, Tiziana, Valeria, Marisol, Giuseppeと

自分の誕生日に、ズボンを吊るサスペンダーを買いました。私は腰回りがとても小さいために履けるパンツの種類がかなり限られているのですが、サスペンダーがあると多少ゆったりとしたパンツも履けるのではないかと考えたためです。「ゴットファーザー」や「大草原の小さな家」など、ちょっと古い時代のアメリカの男性がサスペンダーをしていて、きびきびと働いているイメージがあります。

サスペンダーをしている男性として他に思い出すのは「ルパン三世」のルパンです。私が子どもの頃、夕方になるとしばしば再放送されていました。当時の私にはルパンは軽薄過ぎるように感じて、飄々とした射撃の達人である次元大介のほうが好きでした。子どもの頃かなり大人しかった私は、自分はルパンのように格好よく明るく軽やかには振舞えないんだと無意識に思っていたのではないかと思います。

しかし、恰好よく明るく軽やかなルパンのような男性を皆が目指そうとするイタリアに留学して、実際に格好よく明るく軽やかな男性に多く出逢ってみると、その彼らが決して軽薄ということはなく、途轍もなく優しくて強くもあることに気付かされました。思い返すと、ルパンもそうだったと思います。そして、背丈や人種など持って生まれたものや境遇を嘆くのではなく、自分なりに格好よく明るく軽やかに、優しく強く生きようとしていると、そんな姿勢を褒められ、励まされ、友人として認めてくれるのだということを経験しました。

白衣でふんぞり返るのではなくサスペンダーでズボンを吊ってきびきびと働き、格好よく明るく軽やかで、優しくて強い小児科医を目指したいと思います。

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