乳幼児の呼吸器感染症について

花小金井駅北口徒歩1分、小平市でアレルギーから発達障害まで、「医療法人すこやか武蔵野 花小金井駅前こどもクリニック」です。

発熱や咳のあるお子さんを診察するとき、聴診器で心拍や呼吸の音を聞く前に、お子さんの胸の動きを注意深く観察するようにしています。特に乳幼児のお子さんは聴診器を当てると泣いてしまって、ゼーゼーしたりヒューヒューしたりが聴こえなくなくなることがあるからです。

ウイルスがヒトの呼吸器に感染するとき、鼻やのどまでに留まっているときは「息を吸う時間」=「息を吐く時間」(音で表すとスーハー)です。いま地域で流行しているRSウイルスやヒトメタニューモウイルスが乳幼児に(細)気管支炎を起こすと「息を吸う時間」<<「息を吐く時間」(スーハーー)になります。一方で、新型コロナウイルスが1歳くらいのお子さんの声を出すあたり(喉頭)に炎症を起こすとオットセイが吠えるような咳をして「息を吸う時間」>>「息を吐く時間」(スーーハー)となります。

呼吸器感染症が流行しています。「ゼーゼーする」「おかしな咳をする」「ハーハー呼吸が速い」「苦しそうで横になって眠られない・哺乳量が極端に低下した」などのときは急いで小児科を受診するようにしていください。当クリニックでは、ウイルスの種類によらず、具合の悪いお子さんをしっかり診察して治療に繋げることを使命として診療していきます。

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