サッカー・ワールドカップを観戦して
2022年12月12日
花小金井駅北口徒歩1分、小平市でアレルギーから発達障害まで、医療法人すこやか武蔵野 花小金井駅前こどもクリニックです。サッカー・ワールドカップで日本代表はベスト16敗退でした。残念!
強豪国、特にブラジルの試合を観ていると、ボールを何気なく止める・蹴るの技術が高度なことに驚かされます。次の動作への無駄が生じないような位置にボールをワンタッチで置きますし、味方の動作に無駄が生じないよう計算されたパスを出します。それらの土台の上に観客が湧くようなスーパープレーがあります。子どもの発達においても、幼児期の「聴く」「話す」、学童期の「読む」「書く」「計算する」にはじっくり時間をかけなくてはならないのだと思います。幼児期の早い段階から読み書きを教えたり小学校低学年から問題を解くことに比重を置きすぎると、脆弱な土台の上に家を建てるようなことになりかねません。
このレベルの大会ではどの選手ももちろんある程度は「上手い」のですが、「速い」「強い」「高い」「賢い」などの性質から飛びぬけた部分を2つくらいずつ持った個性的な選手たちが組み合わさって1つの代表チームができているもので、「上手い」だけの場合は「とんでもなく上手い」必要があるのだと感じます。“「速い」「強い」「高い」「賢い」は生まれつきだけれど「上手い」は練習次第で何とかなる“と思いがちですが、(サッカーに限らず)ある段階以降になると必要とされるのは個性なのだと思います。