今日という日に寄せて

花小金井駅北口徒歩1分、小平市でアレルギーから発達障害まで、医療法人すこやか武蔵野 花小金井駅前こどもクリニックです。今日から日本ではマスク着用が「推奨(任意)」から「個人の判断」に変更されます。これをイタリア語に訳そうとしましたが不可能でした。

大人はともかくとして、意見を主張させてもらえない(「任意」を奪われた)まま一方的に刷り込まれ、今更「個人の判断」と言われてもできないかもしれない子どもたちに対して、一人の大人として、医療に携わるものとして、申し訳ない、恥ずかしい、そんな気持ちでいっぱいです。

「もっと喜ぼう。ちょっといいことがあっただけでも、うんと喜ぼう。喜ぶことは気持ちいいし、身体の免疫力だって上がる。恥ずかしがらず、我慢せず、遠慮せず、喜ぼう。笑おう。にこにこしよう。素直な気持ちになって、子どものように喜ぼう。喜べば、くだらないことを忘れることができる。他人への嫌悪や憎しみも薄くなっていく。周囲の人々も嬉しくなるほどに喜ぼう。喜ぼう。この人生、もっと喜ぼう。喜び、嬉しがって生きよう」(ニーチェ「ツッラトゥストラかく語りき」より)。

いま私たちの社会に必要なのは「身体の免疫力だって上がる」「周囲の人々も嬉しくなる」そんな風に心から喜び合うことで、そのために大人は子どもたちから余計なものを取り、自分自身からも余計なものを外してみせる責任があると思います。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です