姿勢が悪い

Matera(マテーラ), バジリカータ州

花小金井駅北口徒歩1分、小平市でアレルギーから発達障害まで、医療法人すこやか武蔵野 花小金井駅前こどもクリニックです。

子どもの頃から姿勢が悪く(いわゆる猫背)、家族からしばしば注意されました。今でもそれは基本的に変わっていませんが、これまで生きてきた中で2回だけ一時的にせよ姿勢が比較的真っすぐだったときがあります。

1回目はイタリアに住んでいたときです。自分自身が楽しいことや快適であることと並んで「美しく強くあること」に最大の関心を傾けて生きている人たちと暮らすなかで、私自身もいつのまにか視線を上げ胸を張っていることが増えました。

2回目はつい最近「五十肩」を治すため姿勢の改善に取り組んだときです。テニスボールを2つくっつけたような健康器具を背中の下において仰向けに横になるストレッチを毎日したところ、背筋を伸ばした方が自然で楽と感じるまでになりました。

子どもに苦手なこと(多くの子どもができるのにできない、多くの子どもはしないのにする、など)があったとき、親は「何かすれば苦手でなくなるはずだ」と考えがちですが、苦手なことは大抵の場合は大人になっても苦手です。親が注意しても効果は薄く、かといって必ずしも本人の努力というのでもなく、本人にとってぴったりくる動機や偶然のきっかけがあったときにはじめて何かが変わるのかもしれません。親ができることは動機やきっかけを奪わないようにすること、動機やきっかけがあったときに動き出せる心身のエネルギーを育てることなのではないかと思います。

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