医療 24 6月 2024 風邪には抗生剤は無効ですが、風邪のような症状でも抗生剤が有効な病気のことはあります Appennino ligure(リグーリア・アッペンニーノ山脈)での登山 Yahooニュースで気になる記事がありました。新聞に連載を持つ有名な開業小児科医が(ざっくり言えば)「風邪に対して抗生剤を処方するような開業医をかかりつけ医にするな」と書いているのです。小児科医になった20年以上前に先輩医師… 続きを読む
その他 17 6月 2024 子どもを褒める デモ行進, ジェノヴァ 「褒めて育てる」という言われ方がされることがありますが、「大人の思うように(都合のいいように)子どもを動かすためには褒めることが有効だ」というように理解されているのではないか(小児医療がそれを助長しているのではないか)と思うことがあり、気になっています。例えば、偏食があり園や… 続きを読む
その他 10 6月 2024 例文 ハイキングを終えて、チンクエテッレ(Cinque Terre), リグーリア州 イタリア語を勉強していると、お国柄の色濃く出た面白い例文に遭遇します。 Signora, Le piace il gelato al pistacchio?(奥さん, ピスタチオのジェラートはお好きですか?)Si', m… 続きを読む
その他 3 6月 2024 定型発達の限界 マテーラ(Matera), バジリカータ州 神経発達症(発達障害)の特性を持った子どもの親御さんは、ご自身のお子さんが定型発達の子どもがすることをしなかったり定型発達の子どもがしないことをしたりすることに悩まれることがしばしばあります。そんな親御さんに、私の大好きな漫画「ガラスの仮面」の一場面をご紹… 続きを読む
クリニック 1 6月 2024 2周年 サルデーニャ(Sardegna) 本日(2024年6月1日)花小金井駅前こどもクリニックは開院2周年を迎えました。この1年も、多くの人に支えられ、応援して頂きました。スタッフ一同、心から感謝しております。ありがとうございました。 標語にあげている「何でも相談できる、いつでも相談できる、ずっと相談でき… 続きを読む
その他 27 5月 2024 日記 イタリア小児精神神経学会、オストゥーニ(Ostuni)、プーリア州 「二人のロッテ」や「飛ぶ教室」などの児童文学作品で知られるドイツの作家エーリヒ・ケストナーが第二次世界大戦中の全体主義体制が終焉する前後にしたためた「終戦日記1945」(岩波文庫)を読みました。勝者が入れ替わる中で右往左往する人々の… 続きを読む
その他 20 5月 2024 子どもの要求 イセルニア(Isernia), モリーゼ州 児童精神科医である佐々木正美先生は著書「子どもへのまなざし」の中で、育児とは子どもの(あらゆる)要求に(何度でも繰り返し)応じ続けることである、ということを書かれました。小児科医としてそのようなことを教わったことはありませんでしたし、感覚的にも“あらゆる要… 続きを読む
医療 13 5月 2024 5歳児健診 マドリッド(Madrid), スペイン 国の方針で、5歳児健診が導入されていくようです。他の多くの子どもとは感じ方や考え方がやや異なっている子どもは、他の多くの子どもに適した一斉一律の保育・教育の環境では穏やかに過ごせないことがあり、それは4-5歳になって気付かれることが少なくありません。そういった… 続きを読む
その他 6 5月 2024 挨拶 留学終了1年後、再会を祝して、ジェノヴァ 外来で診察の終わりに親御さんが子どもに「ありがとうございました」と言うように促すことがしばしばあります。実際に思っていないことや何故その必要があるのかわからないことを言うように促される機会はできるだけ少ないほうがいいと私は考えます。「ありがとうございました」… 続きを読む
その他 29 4月 2024 教会 聖ロレンツォ大聖堂(S.Lorenzo), ジェノヴァ 訳あって、久し振りにキリスト教の礼拝に出席しました。その教会の運営する幼稚園を卒園し、小学生の間は毎週日曜日に子ども向けの礼拝と日曜学校に出席していましたが、中学生以降は足が遠のいていましたから、最後がいつかは正確に覚えていませんが、かなりの時… 続きを読む