医療

切り替えが悪い 医療

切り替えが悪い

ジェノヴァ旧市街 発達診療で相談される子どもの性質のなかに「切り替えが悪い」があります。一つの活動から次の活動に切り替わるときに、それまでの活動をもっと続けていたいと泣き喚くなど抵抗してなかなか次の行動に移れないことがしばしばある子どもに対して使われることが多いようです。このような言い回しが使われる…
鈴木先生のこと 医療

鈴木先生のこと

イタリア中部の風景、ウンブリア州 丁寧な診療には詳しい問診が必要で、そうするとどうしても親御さんとの話ばかりになって、子どもはいつの間にか蚊帳の外になってしまいます。自分に関することなのに自分が主役になっていない時間を過ごさなければならないことが子どもの心に与える影響をとても危惧しています。私たち大…
1歳半健診 医療

1歳半健診

サルデーニャ(Sardegna) 1歳半健診は、ざっくり言えば、子どもが「歩いているか」「喋っているか」をチェックする健診です。ほとんどの自治体で集団健診として行われ、基本的な部分は共通していますが、言語発達・精神発達の評価などは自治体によって方式がかなり異なり、その子どもが喋っている「意味のある言…
思いやりワクチン 医療

思いやりワクチン

デ・フェッラーリ広場(Piazza De Ferrari), ジェノヴァ 「お祖父ちゃんやお祖母ちゃん(高齢者)を守るために(中学生高校生に)新型コロナウイルスワクチンを」「弟や妹(新生児や年少乳児)を守るために(保育園幼稚園の年長さんに)百日咳ワクチンを」という啓発がなされます。しかし「他人を守る…
抗体医薬品 医療

抗体医薬品

Tizianaと、イタリア小児神経精神学会にて 近年目覚ましい進歩を遂げている治療分野の一つに「抗体医薬品」があります。なかなか有効な治療法の無かった病気のうちの幾つかで、その病気が発症したり増悪したりするうえで鍵となるようなタンパク質を、それにくっつくような抗体を身体に注射することで無力化すると、…
ほらね、痛くない 医療

ほらね、痛くない

fichi d’india(インドイチジク)とolivi(オリーブ)のある南イタリア特有の風景, プーリア州 インフルエンザ予防接種のシーズンです。注射をする前に怖がっている子どもや注射をした後に泣いている子どもにどう声をかけたものか、いつも迷います。 注射をする前に大人が「痛くない、痛くない」と声…
9-10か月健診 医療

9-10か月健診

ガリバルディ通り(Via Garibaldi), ジェノヴァ 9-10カ月健診で最も重要だと私が考えているのは「ハイハイをするか」「つかまり立ちをするか」ではなく、診察で「パラシュート反応が出るか」でもなく、「積み木をつかむか」です。ただし、手を上手に使えるかが重要なのではありません。積み木を差し出…
6-7か月健診 医療

6-7か月健診

イタリア-スイス国境、アルプスの峰々 発達外来をしていると、1-2歳で言語発達の遅れなどについて相談に連れてこられるお子さんのかなりの割合が一日数時間のテレビ視聴をしています。3-5歳で落ち着きのなさやかんしゃくについて相談に連れてこられるお子さんは少なくない確率で動画視聴をやめられなくなっています…
鼻吸引 医療

鼻吸引

ジェノヴァ(Genova)旧市街 子どもが生まれたイタリアの友人の家に遊びに行ったとき、鼻孔に生理食塩水を垂らして洗ったり吸引器で吸引したりを日常的に行なっているのを目にして驚きました。乳幼児が風邪をひいたときに内服するのは高熱のときのアセトアミノフェンと中耳炎や副鼻腔炎を合併したときのアモキシシリ…
理解と納得 医療

理解と納得

オルヴィエート(Orvieto), ウンブリア州 発達診療において大切しているのは、子どもの特徴(そして、その特徴を生かしながら無理なく生活しやすくするための工夫)について親御さんや先生など周囲の大人が理解し納得できるよう説明することです。 注意欠如多動症(ADHD)の子どもは「頭に浮かんだことをい…