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グイド(Guido) その他

グイド(Guido)

パレルモ(Palermo), シチリア州 お父さんがラグビー選手で、グイドも岩のような大男でした。スキンヘッドにチョビ髭、そして大木のような腕にはタトゥーといういで立ちで、見ず知らずで街ですれ違ったらまず目を逸らしたくなるような外見でした。私が何か言うとはじめ睨むような目つきをわざとしてこちらの反応…
「発熱外来」 クリニック

「発熱外来」

ヴェネツィア(Venezia), ヴェネト州 当クリニックでは「発熱外来」をやっているという認識はありません。発熱している子ども含め、具合の悪いところのある子どもが受診する「小児科外来」をやっています。「小児科外来」はずっとそういうところだったはずです。 発熱の原因を調べるための感染症の検査について…
ヘルパンギーナ 医療

ヘルパンギーナ

ボッカダッセ(Boccadasse). ジェノヴァ ヘルパンギーナという名前のついたウイルス感染症が子どもたちの間で流行しています。今年は例年より大規模な流行のようで、マスコミで騒がれたりもしているようです。 喉の奥に口内炎ができるので飲み込むのが辛くなり「脱水症を起こすので危険」と言われることがあ…
子どもの勉強 その他

子どもの勉強

マルティナ・フランカ(Martina Franca), プーリア州 小学生の頃に家で宿題をした記憶がありません。宿題が出なかったのか、出ていたけれどやらなかったのか、学校でやっていたのか、家でやったことを記憶していないのか、いずれの可能性もあるように思います。 小学生の頃に親から勉強をするように言わ…
発達・神経外来の初診制限について クリニック

発達・神経外来の初診制限について

オストゥニ(Ostuni), プーリア州 発達・神経外来に相談にみえるお子さんが増え、相談開始に何かしらの制限を加えないことには一般外来と発達・神経外来がどちらも立ち行かなくなる恐れが出てきたため、相談開始を当面のあいだ「小平市在住の乳幼児から小学校3年生まで」に限定させていただくことにしました。 …
小児の副鼻腔炎に関する誤解 医療

小児の副鼻腔炎に関する誤解

ターラント(Taranto), プーリア州 病院に勤務して子どもの神経疾患を中心に診療していた頃、CTやMRIなどで撮られた頭の断層写真を判読する機会が多くありました。脳だけでなく鼻の奥(副鼻腔)や耳の奥(中耳腔)も写っているのですが、特に乳幼児ではかなり高い確率で副鼻腔や中耳腔に(本来あるべき空気…
「感染対策」 その他

「感染対策」

カモーリ(Camogli), リグーリア州 RSウイルス感染症、ヘルパンギーナなどいろいろな感染症でクリニックを受診するお子さんが増えています。全国的にも流行があるようです。私はクリニックで診療を始めてからまだ1年で、それまでの25年間は病院勤務だったので、今年が特別なのかどうか比較はできないのです…
将来の夢 その他

将来の夢

ヴェネツィア(Venezia), ヴェネト州 動物の図鑑を見たり動物の絵を描いたり、動物園に連れて行ってもらったりするのが好きな子どもでした。将来の夢は「動物園の飼育係」でした。小学生のとき”名探偵シャーロック・ホームズ”を経て”怪盗紳士ルパン”シリーズを夢中になって読みました。卒業文集に将来なりた…
開院から1年 クリニック

開院から1年

トロペア(Tropea), カラブリア州 本日で開院から1年を迎えることができました。受診して頂いたお子さんと家族、スタッフ、その他これまで関わってくださった多くの方々に感謝いたします。 開院の頃はようやく頚(くび)が据(す)わるくらいだった子どもが自分で歩くようになったりお喋りが始まったりといった…
ピアノの先生 その他

ピアノの先生

チェファルー(Cefalu'), シチリア州 私は小学校から大学までピアノを習わせてもらいました。教わったのは高齢の女性で、若いころはプロのピアニストを育てた厳しい先生だったそうです。「ガラスの仮面」の月影先生に雰囲気が似ていました。なかなか上達しない生徒でしたが、ベートーヴェンのソナタを幾つか弾け…