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インフルエンザ予防接種を終えて 医療

インフルエンザ予防接種を終えて

ジェノヴァ旧市街 昨年12月末に今シーズンのインフルエンザ予防接種を終えての感想です。 今シーズンから経鼻生ワクチン「フルミスト」が開始されました。点鼻で接種したときに鼻から吹き出してしまう子どもがいるのではないか?接種後に発熱や頭痛を起こす子どもが多いのではないか?などの心配も少ししていましたが、…
切り替えが悪い 医療

切り替えが悪い

ジェノヴァ旧市街 発達診療で相談される子どもの性質のなかに「切り替えが悪い」があります。一つの活動から次の活動に切り替わるときに、それまでの活動をもっと続けていたいと泣き喚くなど抵抗してなかなか次の行動に移れないことがしばしばある子どもに対して使われることが多いようです。このような言い回しが使われる…
映画館にて その他

映画館にて

フォロ・ロマーノ(Foro Romano), ローマ 映画館で小津安二郎監督の「晩春」「麦秋」「東京物語」を通しで観てきました。私の学生時代、その当時は都内に何か所もあった名画座で二本立てをよく観ましたし、「七人の侍」や「1900年」などの長編もありましたが、6時間続けて座席にいたことは決して多くな…
年の暮れに嬉しかったこと その他

年の暮れに嬉しかったこと

トレヴィの泉(Fontana di Trevi), ローマ 市の3歳児健診に小児科医の当番として参加することがあります。家族が記載する問診票に「1日あたりのテレビ(スマホや動画含む)の視聴時間」を記載する欄があり、これまでは「2」とか「4」とかは普通で、ときどき「6」とか目も眩むような数字を目にする…
鈴木先生のこと 医療

鈴木先生のこと

イタリア中部の風景、ウンブリア州 丁寧な診療には詳しい問診が必要で、そうするとどうしても親御さんとの話ばかりになって、子どもはいつの間にか蚊帳の外になってしまいます。自分に関することなのに自分が主役になっていない時間を過ごさなければならないことが子どもの心に与える影響をとても危惧しています。私たち大…
1歳半健診 医療

1歳半健診

サルデーニャ(Sardegna) 1歳半健診は、ざっくり言えば、子どもが「歩いているか」「喋っているか」をチェックする健診です。ほとんどの自治体で集団健診として行われ、基本的な部分は共通していますが、言語発達・精神発達の評価などは自治体によって方式がかなり異なり、その子どもが喋っている「意味のある言…
思いやりワクチン 医療

思いやりワクチン

デ・フェッラーリ広場(Piazza De Ferrari), ジェノヴァ 「お祖父ちゃんやお祖母ちゃん(高齢者)を守るために(中学生高校生に)新型コロナウイルスワクチンを」「弟や妹(新生児や年少乳児)を守るために(保育園幼稚園の年長さんに)百日咳ワクチンを」という啓発がなされます。しかし「他人を守る…
抗体医薬品 医療

抗体医薬品

Tizianaと、イタリア小児神経精神学会にて 近年目覚ましい進歩を遂げている治療分野の一つに「抗体医薬品」があります。なかなか有効な治療法の無かった病気のうちの幾つかで、その病気が発症したり増悪したりするうえで鍵となるようなタンパク質を、それにくっつくような抗体を身体に注射することで無力化すると、…
ほらね、痛くない 医療

ほらね、痛くない

fichi d’india(インドイチジク)とolivi(オリーブ)のある南イタリア特有の風景, プーリア州 インフルエンザ予防接種のシーズンです。注射をする前に怖がっている子どもや注射をした後に泣いている子どもにどう声をかけたものか、いつも迷います。 注射をする前に大人が「痛くない、痛くない」と声…
ほらね、怖くない その他

ほらね、怖くない

トリノ(Torino), ピエモンテ州 表題は「風の谷のナウシカ」の中のセリフです。剣士ユパが拾ってきた野生のキツネリス(後にナウシカが“テト”と命名)と初めて対面したとき、主人公ナウシカが「ほら、怖くない、怖くない」と言いながらゆっくり指を近づけます。テトは尻尾を逆立て唸り声を上げ、ナウシカの指に…