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言葉にならないもの その他

言葉にならないもの

大杉谷、隠滝 東京都美術館で「アンドリュー・ワイエス展」を鑑賞しました。子どもの頃、新聞の日曜版に世界の名画を連載する企画があり、あるときこの20世紀アメリカの画家の代表作「クリスティーナの世界」を目にして、その強い印象が残っていました。 美術館で一つ一つ絵を巡っていると、いつのまにか時間を忘れてい…
一時しのぎ 医療

一時しのぎ

大杉谷、堂倉滝 医学的な治療は「病気の根本(原因)をなおす治療」と「症状を一時的に軽くする治療(対症療法)」とに大別されると思います。後者は「一時しのぎ」と言ってもいいかもしれません。 高熱のある子どもがアセトアミノフェン(カロナール)を内服する。便秘症の子どもがポリエチレングリコール(モビコール)…
華々しい意思 その他

華々しい意思

西表島、マヤグスクの滝 「自分の感受性くらい」や「倚りかからず」などで知られる茨木のり子さんの詩集に、ドキッとする作品があります。 落ちこぼれ 和菓子の名につけたいようなやさしさ / 落ちこぼれ いまは自嘲や出来そこないの謂 / 落ちこぼれないための ばかばくしも切ない修行 / 落ちこぼれにこそ 魅…
The Happy Prince その他

The Happy Prince

西表島、カンビレーの滝 オスカー・ワイルドの「幸福な王子(The Happy Prince)」をはじめて英語で読んでみて、その美しい言葉の流れに触れました。Swallow, Swallow, little Swallow... この童話を子どもに読み聞かせることを、私たち大人はためらうものではないで…
4周年、そして再開 医療

4周年、そして再開

西表島、ゲータの滝 花見の喧騒が過ぎると木々が青々してきて、強まった日差しに肌が焼かれる日であっても木陰はまだ涼しい、私が一年で一番好きな季節です。 花小金井駅前こどもクリニックは、サッカー・ワールドカップのカタール大会開幕を控えた4年前の6月1日に開院しました。いま北中米大会の準備に入った代表チー…
3年一区切り その他

3年一区切り

サルデーニャ(Sardegna) 6月1日で開院3周年を迎えました。多くの人に支えて頂いたことを感謝しています。 3年を一つの区切りとして、新たなサイクルを考えるときに来ていると感じています。 発達外来の規模を適正なものにしたいと思っています。このまま新規の相談を受けていくと、いま通院されているお子…
進歩と退化 医療

進歩と退化

フォロ・トライアーノ(Foro Traiano), ローマ 研修医の頃、入院治療が必要な子どもの病棟を受け持っていると、外来をしている年輩の先生から連絡が来ます。「1歳の肺炎の子どもが入院するから受け持ちお願いね(担当医になってね)。これからレントゲンを撮って病棟に上がるから、点滴を入れて血液検査も…
経過報告 医療

経過報告

コロッセオ(Colosseo), ローマ こちらが口元を覆わないで診察するようにしてから2カ月の経過報告です。 診察を拒否した人や、面前あるいは電話で抗議してきた人は、今のところいません。その次から受診しなくなった人は恐らくいるだろうとは思いますが、全体としてクリニックに受診する患者さんの数は減って…
イタリア紀行 その他

イタリア紀行

サルデーニャ(Sardegna) ゲーテ、スタンダールから和辻哲郎まで、イタリアを旅して紀行文を残した著名な作家は枚挙にいとまがない。ただ、すべてを読んだ訳ではないけれど、古代ローマ文明やルネッサンス文化の遺産に溢れたこの国を鑑賞する文化人としての高尚な立場からの、何不自由ない旅の記録といった感じが…
給食 その他

給食

サンマルコ大聖堂(S.Marco), ヴェネツィア 給食に関して「完食しなければいけない」であったり「全員が食べ終わるまで昼休みの遊びに出れない」であったり、少し前まで行なわれていたそういったことは流石に少なくなっているようです。一方で「すべてのものを必ず一口は食べなければいけない」とか「15分以内…